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地震・自然災害から命を守ろう -人権コラム-

15/22

奈良県 三宅町

今年は1月1日、年始早々に石川県能登半島を中心に大地震が起こり、広い範囲で多くの犠牲者や被害がでました。心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。お正月早々にまさかこんなことが起こるなんてと、誰も予想していなかった突然の大地震に恐れで体が震え、心が痛みました。
1995年1月17日の阪神淡路大震災、2011年3月11日の東日本大震災の記憶が重なり、地震の脅威をさらに強く感じました。倒壊した建物の中でどうすることもできない辛さ、ライフラインが失われ、水や食料も無く、寒さの中で暖を取ることもできない厳しい状況、不自由な避難生活、もし、自分がそこにいたら何ができたでしょうか。
地震は突如きます。南海トラフによる地震は東日本大震災よりも大きな被害をもたらすと言われています。激しい揺れによる直接的な被害だけではありません。例えばそのとき通学や仕事、買い物などで大阪にいたら、建物の倒壊だけではなく、数分後に襲う津波によって地下街などはのみ込まれてしまいます。交通機関の寸断で、奈良に帰ってくることも困難になると予想されます。もしものときどうするのか、自宅にいる場面、外出しているときの場面、様々な状況を予想し、地震に備えていただけたらと思います。
地震だけではありません。昨今の地球規模の気候変動(異常気象)から、未だ経験したことの無い大雨や台風も起きるかも知れません。三宅町は川に囲まれた低地が多く水害も心配されます。地震はもとより様々な自然災害に対してどうすればいいのか、「日頃」から家庭や学校、職場での避難方法や連絡方法を確認し話し合っておいてください。電気も水道も止まり、携帯電話も通じない、そんな状況でどうするのか、「その時」ではなく「今のうち」に考えておきましょう。そして、もし災害発生時は、その場の人同士が命を守るためにお互いに声かけ合い、助け合うことも大切になると思います。「もしも」に備えましょう。

問合せ:教育総務課(文化ホール内)
【電話】0745-44-2210

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